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耳の日のこの日、常磐線開通阻止の一斉行動(宮城、福島、茨城、東京)で、全学連福島現地行動隊は原ノ町駅で街宣を行いました。
その前に請戸漁港・吉沢希望牧場を見学して、そののちに原ノ町駅で街宣を行いました。
街宣ではやはり福島県民の間にある分断というものが、7年たった今でも存在していることが実感できるものでした。「通学には便利になるけど、放射能のレベルで考えると確かに人が入っていいものではないですよね」、「行く人はいくんだから、別に反対する必要はないと思う」という反応が混在しています。本当に責任を取るべき人間が取ってない現実が、この分断を生み出しています。
浜通り被災地の見学に行くのは実は初めてで、初めて見る浪江の農村は実に美しい日本の原風景でした。しかしそこには、何が起きるかわからないレベルの放射能が存在していました。
放射能の本当に怖い点は「何が起こるかわからない」という点に尽きます。毎時1μSv弱(しかもこれは車内の線量。外は約4倍)という高線量は不安や心配よりも恐怖の領域でした。そこの人にとってはその恐怖は日常的であり、自分の認識の甘さを思い知らされました。実感として大切にしたいです。
その一方で、仮設住宅にはもはや暮らす人はほとんどいなくなってます。仮設住宅から人がいなくなるのは悪いこととは言わないけれど、そもそも復興が文字以上の実態を持っていないがゆえに、出ていった先に果たして何があるのか。そういった物を考えずにはいられない日でした。
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この日は郡山駅で街宣です。昼の短い時間だけでしたが、この時期に珍しく大変に暖かい気候(日中最高気温21℃。五月並み)もあって、署名17、チラシは85枚が撒けました。
甲状腺エコー検査縮小に関しては、かなり怒りは煮立っている印象です。子連れの母親が署名するという幕も多いです。
この中で、日本共産党をはじめとする左翼勢力が「復興」の名のもとに楢葉で集会を行い、福島の怒りを圧殺する最先兵になっている事実に怒りが絶えません。彼らの行く先に未来はありません。福島の怒りで全部吹き飛ばしましょう。行動隊はそれを体現すべく全力を尽くします!
全国学生は現地行動隊に集まろう!
文責:文化連盟書記長 山本
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