訪韓闘争の感想①

韓国のデモはヤバイ。まず広い。もう広いなんてもんじゃない。超広い。首都の目抜き通りを全車線使って進む。しかも権力が全然いない。沿道で横断幕をもった人たちがデモ隊に声援を送る。別の団体がアジビラをまきに隊列の近くまで来る。デモ隊が通る道に歩道を行くおしゃれなカップルが、デモ隊のシュプレヒコールを一緒に唱える。町中の街路樹に労働環境の改善を訴えるバナーが掛かっている。むっちゃ自由。労働者の力に裏打ちされた自由。でもいつもの権力の規制に慣れてしまった日本の隊列は、自主規制して二車線に縮こまって、コールもない静かなデモをやっていた。悲しい。
ところで、全国労働者大会の会場に高校生がふらっとデモに来ていました。「私もローソク市民だ」「文大統領は支持する」「公共医療を確保せよ」なんてゴリっと政治的なことを言っているらしい。そうかと思ったら少年はたぶん「このキャラクター知ってる?」と言いながら、日本のゲームのキャラクターの画像を見せてきました。「〇〇ちゃんだね、可愛いね」と言うと、彼は非常に嬉しがって持ってきたお手製のプラカードをくれたのでした。言葉はあまり通じなかったけれど、闘争の行動と文化とでつながることが出来たことに、世界の労働者・青年は一つであることを実感した瞬間でした。(首都圏学生A)


3・14法大弾圧を許さない法大生の会

2006年3月14日に法政大学で、「改憲阻止」を訴える立て看板の撤去に反対してデモを行った学生29人が不当逮捕された「3•14法大弾圧」以降、学生運動の復権をめざして法政大学や街頭で反戦闘争をやってます。