訪韓闘争の感想②

民主労総のデモに参加して

 初めての訪韓闘争に参加してきました! 様々な集会に参加し多くの労働者との交流がありましたが、中でも最も感動したのは11月12日の民主労総のデモです。何しろ参加者は数万人! 参加者が多すぎて到底正確な数はわかりません。デモ隊は車道いっぱいに広がり、一切の車両通行ができなくなりました。警察官も迂闊に規制することができず、デモ隊の側に警察官は誰もいませんでした。まさに、労働者が首都の交通を完全に麻痺させたのです!
 私たちは、ややもすれば権力として国家権力だけを想起しがちです。しかし、労働者はちょっと本気を出せば車道を完全に封鎖できるし、また本当に実力を発揮すれば大統領を退陣させることすら可能なわけです。国家権力だけが権力ではない、労働者も権力を持てるのです! 労働者には力がある――斎藤郁真全学連委員長のこの言葉を本当に実感しました。
 また同時に感じたのは、「民主主義」の質です。「日本は民主主義国だから、政治変革に暴力は必要ない」とか「日本においては政治の権利が保障されている」とかいう言説をしばしば耳にします。しかし、日本においてデモ隊は徹底的に規制されます。開催にあたっても、警察の弾圧を恐れるか、あるいはいっそ警察権力と癒着するしかありません。先のような言説を唱える人々には、ぜひとも韓国のデモに参加し、日本のデモがおかしいか実感してもらいたいものです。
 民主労総に続き、日本の学生・労働者も決起しよう!(首都圏学生B)

3・14法大弾圧を許さない法大生の会

2006年3月14日に法政大学で、「改憲阻止」を訴える立て看板の撤去に反対してデモを行った学生29人が不当逮捕された「3•14法大弾圧」以降、学生運動の復権をめざして法政大学や街頭で反戦闘争をやってます。